メディア事業本部で募集する仲間はどのような人材か
モニクルリサーチ採用担当に聞く【Vol.3】
株式会社モニクルリサーチ(旧:株式会社ナビゲータープラットフォーム)は、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」やくらしとお金の課題解決サービス「MeChoice(ミーチョイス)」を運営するメディアサービス会社です。
LIMOは2015年にコンテンツ配信をスタートし、現在では月間ユニークユーザー数が1300万人を超え、日本でも指折りの経済メディアとなっています。コンテンツは主要ポータルサイトやニュースキュレーションアプリにも配信されており、20〜50代のはたらく世代、特に女性から多くの支持を得ています。
編集者には金融機関勤務経験者、証券外務員やFP資格保有者が多く、金融関連コンテンツは専門的な内容を正しく、またわかりやすくお届けするように心がけています。
また、コンテンツ配信だけではなく、ユーザーのお金に関する課題解決にも取り組んでおり、2022年にはくらしとお金の課題解決サービスを目指して「MeChoice」をスタートしています。
株式会社モニクルリサーチの採用担当にいろいろ聞いてしまおうというこの企画。今回は、Vol.1とVol.2の記事に引き続き、「モニクルリサーチのメディア事業本部はどのようなことをしているのか」、また「メディア事業本部が求める人材」や「どのような人材が活躍しているのか」について話を聞きました。
※2024年9月4日付で、株式会社ナビゲータープラットフォームは株式会社モニクルリサーチに社名変更いたしました。また、記事内の情報は2024年11月時点のものです。
株式会社モニクル
採用担当
林 夏実 Natsumi Hayashi
メディア事業本部ではどのような事業を行っているか
メディア編集本部に引き続き、今回はメディア事業本部についてお話を聞かせてください。
メディア事業本部は、当社が運営するLIMOやLIMO&Financeをはじめとしたネットメディアを軸として、様々な事業を推進していったり、新規事業を立ち上げることが主な役割です。
メディア事業本部には、現時点で事業戦略企画推進室(事業戦略室)、ブランドコンテンツ室(BC室)、メディアPR室、メディアリレーション室(MR室)、SNS室の5つの組織があります。メディアPR室、メディアリレーション室(MR室)、SNS室は新しい部署で、2024年に設立されました。
事業戦略室は既存事業の拡大と新規事業の創出を行う
では、事業戦略室からどのようなことを担当しているのか詳しく聞かせてください。
事業戦略室は、当社の既存事業を拡大させるための作戦を立案し、実行する役割を担っています。
私たちの既存事業には、インターネット広告事業があります。その中でも、ネットワーク広告運用は重要な仕事です。
インターネット広告は、プラットフォームなどからさまざまなデータを取得することができます。事業戦略室では、そうしたデータを分析し、読者のエンゲージメントを最大限考慮しながらも、どうやって収益を最大化できるかを考えます。
ネット広告と読者やユーザー体験には、どうしてもトレードオフの領域が残ります。メディアとしては読者に読みやすいようにコンテンツを提供したい一方で、品質の高いコンテンツを提供し続けるためには収益を上げることも重要です。ですので、データを見ながら細かく広告運用でチューニングを行っています。
また、新規事業として読者やユーザーの方々とのエンゲージメントの強化を考えています。
LIMOはこれまでコンテンツ発信に注力してきましたが、その中で読者の方から「もっと詳しく教えてくれないか」「自分の場合はどのような選択をすればよいのか」といった熱量が高いお問い合わせも増えてきました。こうした背景もあり、読者やユーザーの方とのエンゲージメントをさらに深める方法がないかなども、事業戦略室で模索しています。
たとえば、メディアで一般的なエンゲージメントの方法といえばメールマガジンですが、現在ではSNSも重要です。そうしたメディアチャネルごとのエンゲージメント戦略を企画するのも事業戦略室の役割です。
また、そうしたチャネルだけではなく、自社で開発したツールやアプリなどを通じてLIMOを知ってもらい、親しみを持っていただくための施策も企画しています。
その事例としては、「キャラつくAI」という生成AIを使ったお絵描きツールがあります。こうした取り組みを通じてLIMOを知っていただくことも、事業戦略室の仕事です。
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ブランドコンテンツ室は編集者の知見を生かして広告事業を展開
続いて、ブランドコンテンツ室(BC室)はどのようなことをしているのでしょうか?
BC室は、当社が運営するメディアでの広告事業を行っています。当社に広告を出稿したいクライアント様にニーズのヒアリングを行い、各メディアの特徴や読者層を考慮した上で、コンテンツ企画から制作、そして運用を行う部署です。
受注経路としては、直接クライアント様からお声がけいただくケースと広告代理店様やPR会社様からお声がけをいただくケースのどちらもあります。
どのような広告が多いのでしょうか?
広告内容に関しては、クライアント様ごとに実現したい内容はさまざまです。ご相談いただく内容に関しては、専門的な内容を必要とするものが数多くあります。当社の編集者には各ジャンルの専門家や当事者としての経験を持っているメンバーが多く在籍しているので、コンテンツを企画する際には知見のある編集者にも相談をしながら進行しています。
メディアPR室はメディアを通じてステークホルダーのエンゲージメントを高める
メディアPR室はどのようなことをしているのでしょうか?
メディアPR室は、当社のメディアのPR担当です。企業の広報担当者に当社が運営するメディアを知っていただくのが主な仕事です。当社からも、たとえばよく読まれるコンテンツの傾向や読者の関心などのメディアに関する情報を、編集部と連携を取りながら分析して、企業の広報担当者へ発信しています。企業の広報担当者と当社のエンゲージメントを強化することで、情報交換をお互いに効率的にかつ踏み込んで共有できる環境が双方の成長に生かせると考えています。
MR室はLIMOと読者、LIMOと事業会社をつなぐ
続いて、MR室はどのようなことをしているのでしょうか?
MR室は、LIMOをはじめとした当社が運営するWebメディアと読者、また企業との結びつきを強化することを目標としています。メディアを通じてのステークホルダーのエンゲージメントが目的です。
MR室では、企業が届けたいメッセージを読者やユーザー目線で評価した際に「有益だ」「役に立つ」と思える内容をコンテンツとして制作したり、読者と企業を結びつけるイベント企画などの幅広い業務を担当しています。
MR室での具体的な仕事内容を教えてください。
MR室で働く社員は様々な企業が発信する情報を見極め、読者が興味を持ってくれそうなテーマを見出し、コンテンツを制作する記者です。また、LIMO編集部などの編集者の動きと異なるのは、MR室を通じて、編集部の編集者や記者が興味ありそうな企業やイベントをつなぐ動きをする点です。つまり、社内では社外とのハブ的な役割ですね。
MR室の仕事は、大きく3つに分けることができます。
1つ目は、自社の商品やサービスの思いを届けたい企業の広報から最新情報を入手し、当社のWebメディアを通じてそれらの良さや話題の内容をコンテンツとして発信することです。編集者経験がある社員が自らのスキルを生かして、コンテンツの企画から制作までの全般を担当しています。
2つ目は、読者をはじめとしたメディアのステークホルダーをエンゲージすることです。メディア事業本部の事業戦略企画推進室やSNS室と連携し、読者との関係性の構築も同時に行っています。
3つ目は、読者やユーザーと企業を結びつけるイベントを企画することです。当社では、コロナ禍以前では、個人投資家向けのIRセミナーなどのイベント企画と運営を行っていたりしておりました。今後も、こうした企画をしていくことも考えております。
このようにMR室では、読者やユーザー、企業、当社メディアをそれぞれにつなげて「三方良し」と言える関係性をつくることが理想です。
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SNS室はSNSを通じてLIMOと読者をつなぐ
SNS室はどのようなことをしているのでしょうか?
SNS室は、SNSを通じて、LIMOと読者のエンゲージメント強化を担当しています。SNSで投稿するコンテンツ企画から運用までを行っています。また、メディアPR室やMR室を通じて提供されたプレゼント企画も行っています。
メディア事業本部が求める人材とは
メディア事業本部では、どのような人材を求めているのでしょうか。
当社が価値観として大事にしているキーワードが3つあります。
「誠実」「卓越」「尊敬」
以上の3つが、当社が社員に対して求める価値観です。ひとつずつ簡単に説明していきます。
まず、仕事に向き合う姿勢で求めるのが「誠実」であるということです。自分の仕事がお客様や取引先企業、そして仲間といったステークホルダーに対して誠実であるかを大切にしています。たとえば、「この仕事は本当にお客様のためになっているのか」「この依頼は相手に無理を強いていないのか」「この議論は本音で行えているか」といったことを常に考えるということです。近江商人が大切にしていた「三方よし」がまさに当てはまります。
ふたつめは「卓越」です。当社は社員に対してそれぞれの立場におけるプロフェッショナルとして卓越性を求めています。仕事におけるスキル面はもとより、仕事に対する責任感も求めています。仕事の品質や精度、スピードは最終的には個人に依存することになります。したがって、個人の卓越性なしには良い仕事はありえません。それぞれの得意分野で卓越していることが求められます。
最後は、相手を「尊敬」する気持ちを持っているかという姿勢です。仕事をするとなれば「発注する側」「発注される側」という関係が生じます。社内においても「お願いする側」「お願いされる側」という関係もあるでしょう。発注する側が発注される側に対して尊敬の姿勢を欠いてしまうと、仕事の精度も落ちるでしょうし、その後の継続性も疑わしくなります。これは社内の関係でも同じです。仕事はそれぞれの役割で成立するものです。尊敬のベクトルはお客様だけではなく、取引関係者、社員同士にも向けられるべきと考えています。
メディア事業本部で成功している方はどのような人でしょうか。
当社で成功している方は、部署関係なくいえるのですが、「チームプレーヤー」であるということです。これは先ほどお話ししていた3つの価値観の要素が重なり合うと見えてくる特徴です。
また、メディア事業本部は、本部内だけではなく、メディア編集本部や外部協力者の方々との連携が欠かせません。各人が専門性を持つだけではなく、関係者で協力し合い、個人では成し遂げられない大きな結果を生み出すことが期待されています。したがって、必然、チームプレーヤーが成功している人といえます。
5つの部署がありますが、それぞれ求める人材は異なるのでしょうか。
はい、部署ごとに異なっています。
事業戦略室では、データにもとづいて論理的に判断ができる人材を求めています。加えて、判断だけではなく、データをもとに仮説を立て、その仮説をひとつずつ検証できる忍耐強さも必要となります。
たとえば、ネットワーク広告運用においては様々なデータをもとに意思決定をすることが必要です。
加えて、事業戦略室は新規事業も生み出していくこともミッションとなります。そのため、世の中にアンテナを広げ、当社の成長に貢献する事業アイデアを企画する創造力も求められます。
そのほかの部署については、どのような人材を求めていますか?
ブランドコンテンツ室(BC室)は、クライアントニーズを引き出すためのコミュニケーション能力があり、どのような企画がゴールを目指す上で最適なのか考えだす企画能力、また予算に基づいて期日通りにプロジェクトマネジメントができる人材を求めています。
メディアPR室は、当社のメディアを知ってもらうために情報を整理したうえで企画能力があり、外部の方へ積極的に発信するコミュニケーション力がある人材を求めています。
MR室では、外部との接点作りを行えるコミュニケーション力とアイデアをアイデアに終わらせない実行力を兼ね備えた人材を求めています。読者やユーザーが使うメディアの形は今後も変わっていくでしょうが、メディアに求められるものは変わらないものがあると思っています。読者やユーザーがメディアに求めるものは「信頼できる情報」「役に立つ内容」「わかりやすいコンテンツ」であり、企業は届けたい人たちに発信したい情報が届くことです。こうした本質を理解したうえで、メディアの形ににとらわれない企画ができる人材に来ていただきたいと考えています。
SNS室は、LIMOの「くらしとお金の経済メディア」としてのブランドを維持しつつも、現在のLIMOの配信チャネルでは接点を持ちにくい読者を獲得するために、新規性があったりユニークなコンテンツ企画ができ、データをもとに次の施策の企画ができる人材を求めています。
本日は長時間、ありがとうございました。
ここでは一般的な内容についてお話をしたので、詳細はカジュアル面談などでご相談いただけると、皆さんの個別の疑問にお答えできると思います。ぜひご活用ください。よろしくお願いします。
次回は、コンテンツ編成本部について、詳しくお話をお聞きします。
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