モニクルリサーチのはたらく環境や組織編成を徹底解剖!
モニクルリサーチ採用担当に聞く【Vol.1】
株式会社モニクルリサーチ(旧:株式会社ナビゲータープラットフォーム)は、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」やくらしとお金の課題解決サービス「MeChoice(ミーチョイス)」を運営するメディアサービス会社です。
LIMOは2015年にコンテンツ配信をスタートし、現在では月間ユニークユーザー数が1300万人を超え、日本でも指折りの経済メディアとなっています。コンテンツは主要ポータルサイトやニュースキュレーションアプリにも配信されており、20〜50代のはたらく世代、特に女性から多くの支持を得ています。
編集者には金融機関勤務経験者、証券外務員やFP資格保有者が多く、金融関連コンテンツは専門的な内容を正しく、またわかりやすくお届けするように心がけています。
また、コンテンツ配信だけではなく、ユーザーのお金に関する課題解決にも取り組んでおり、2022年にはくらしとお金の課題解決サービスを目指して「MeChoice」をスタートしています。
株式会社モニクルリサーチの採用担当にいろいろ聞いてしまおうというこの企画。1本目となる今回は、「モニクルリサーチが求める人材」や「モニクルリサーチではどのような人材が活躍しているのか」について話を聞きました。
※2024年9月4日付で、株式会社ナビゲータープラットフォームは株式会社モニクルリサーチに社名変更いたしました。また、記事内の情報は2024年11月時点のものです。
株式会社モニクル
採用担当
林 夏実 Natsumi Hayashi
採用担当者として感じる会社の雰囲気とは
林さんが採用担当者として入社されるまでのキャリアについて教えてください。
前職では、ゲーム開発、WEBサービスを提供する総合IT企業で、WEBメディア事業の業務推進責任者を担当していました。その後、人事・キャリア採用のマネージャーとして、エンジニア、グラフィックデザイナー、マーケター、海外開発拠点のスタッフ採用など幅広く採用を経験しました。
約6年ほど採用を経験した後に、グループ会社に異動し新規ビジネスとしてスタートした、エンジニア転職支援サービス事業のインサイドセールスやカスタマーサクセスの立ち上げに携わりました。
現在はどのようなポジションで、どのようなお仕事をされているのでしょうか。
私は2021年9月に株式会社モニクルに入社しました。現在は、モニクルグループにおいてモニクルリサーチの採用を主に担当しています。
採用担当者から見て、会社の雰囲気はどう感じられますか。
会社全体は、30代〜40代がメインということもあり、落ち着いた雰囲気です。
さまざまなバックグラウンドの社員が活躍していますが、編集本部と事業本部のメンバーに共通しているのは、データというファクトを元に業務を進めるので、ロジカルに話ができて数字に強いメンバーが多いように思います。
また、フルリモートということもあって、自律していてセルフコントロールが上手な方が多い印象です。
メディアを運営する会社とあって、コンテンツをつくる人たちが集まっているので、いい意味でオタクというか、探究心の強いメンバーが多いと思います。
仕事上でのちょっとした雑談をとっても知識量が多くて刺激をもらえますね。私もコンテンツは大好きなので個人的にも興味深いメンバーが集まっています。
創業時からフルリモート!職場環境はどう変化してきたのか
創業時からフルリモートで運営されてきたということですが、どのような背景でフルリモート環境となったのでしょうか。
弊社の創業は2013年3月で、当時のオフィスは東京・兜町のレンタルオフィスでした。
創業者の泉田(代表取締役)と原田(取締役)が証券アナリストやファンドマネージャーであったこともあり、東京証券取引所には格別の思いがあって、その近くにオフィスを借りたそうです。
当時から、泉田と原田自身が家にいることが大好きだったため、起業にあたって「フルリモート」で働ける仕事環境にこだわったと聞いています。
その後は、日本を代表するフィンテック・コンソーシアム「FINOLAB(フィノラボ)」に参画することとなり、大手町に引っ越しをします。
ただ、FINOLABへ引っ越した後も弊社のリモートワーク環境は変わりませんでした。FINOLABでは、共有スペースや会議室が整備されており、社員が好きなタイミングで働くことができたので、何も変える必要がなかったそうです。
組織が拡大する中、本社は2021年には赤坂見附、そして2023年には現在の半蔵門へと移動しました。ただ、オフィスのレイアウトは引き続きフルリモートを前提として、出社時に作業ができる共有スペースを十分に確保したデザインとなっています(モニクルとの共有スペース)。
コロナ禍でリモートワークが注目され、定着した印象はありますが、弊社は10年近く前にそれを実現していたことになります。コロナ禍でも仕事の仕方は変わらなかったという話は社内でもよく話に出ます。応募者にも「10年前からフルリモート環境というのはすごいですよね」とよく言っていただけます。
私も家にいることが好きなのですが、それをコンセプトにして会社を作ってしまったことには驚きました(笑)。余談ですが、泉田は自分で淹れたコーヒーを飲みながら仕事をするのが好きなのと、自分にフィットしたモニターとキーボードで仕事をしたいので、家がいいそうです。
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コロナ禍を経て、リモートワーク環境はどう変化したか
現在、社員はどのような環境で仕事ができているのでしょうか。
社内の仕事のやりとりはSlack、会議はWeb会議システムを活用しています。私も週に1度の全社員がオンライン上で一堂に会するAll Hands(オールハンズ)に参加することがありますが、みなさんうまくコミュニケーションがとれているなと感じます。
リモートワークできても、何日かは出社が必須だという仕事も多いですが、本当に完全にフルリモート環境なのでしょうか。
カジュアル面談や面接では、「本当に会社に出社して仕事をすることはないのですか。後から週に何回かは出社してほしいとかは言われませんか」という質問はことのほか多いです。
これはコロナ禍が明けて「なんちゃってリモートワーク企業」が増えたからだと思います。応募者に話を聞くと「フルリモート」を謳っておきながら、実際に話を聞いてみると、週に1回や月に何度かは出社が必須となっている企業が出てきているようです。
私も泉田に「今後、フルリモートワークの環境が変わる可能性はあるのでしょうか?」と聞いてみたのですが、「会社に用事があれば来てもらうこともありますが、定期的に来てもらうことはないですねぇ。移動の時間がもったいないですから。僕も用事がなければ出社しないですよ」とのことでした。
ただ、出社できないという訳ではなく、本社内の共有スペースでは自由に仕事をすることができます。私も出社したらそこで仕事しています。本社は東京の半蔵門にあるのですが、「取材や営業で外出する用事があるので、今日は会社で仕事をします」という社員もいますね。
フルリモートワーク環境では、上司や同僚に直接会う機会はない?
フルリモート環境だと、社員同士が直接顔合わせをする機会もほとんどないのでしょうか。
社員の居住地は、東京都や神奈川県、千葉県、埼玉県といった首都圏をはじめとして、北海道、宮城県、新潟県、群馬県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、福岡県などと全国に広がっています。したがって、一度に社員が直接合わせるのは難しいので、日常はリモートワークが主体にならざるを得ません。
では、リアルに顔を合わせることはないのかというとそうではありません。毎年年末に開かれる社員総会では、顔を合わせることができます。
社員総会では、当社を含めたモニクルグループの社員が集まることになります。役員から1年の振り返りや表彰式、また新年度の目標発表等があります。社内だけではなく、グループ会社のメンバーが一堂に集まるので、待ち望んでいる人も多いと思います。
社内のリアルイベントなどはあるのでしょうか。
社内ではリアルのコミュニケーションも促進しようと、役職としてリーダークラスの社員が発起人となってさまざまなイベントが行われています。さまざまな部署の人たちが連携して動くため、通称「横プロ」と呼ばれています。
居住地が日本全国でばらばらという問題もあるので、関東、関西に居住するメンバーが別々に集まって飲み会などもしています。イベント内容次第では会社が飲み会の費用も負担してくれるので、自発的にイベントが催されているように見えます(笑)。この辺りは地域別に集っている感じですね。
社員はリモートワーク環境を前提に、リアルのコミュニケーションを積極的にとろうとしているというのは弊社の特徴かもしれません。
上司と直接話をする機会がないというのは、不安ではないでしょうか。
弊社の場合、自分の上司と定期的に直接会話をすることがあるかというと、必ずしもそうではありません。
たとえば、関東に住む上司(マネージャー)と関西に住む部下(リーダーやスタッフ)という組み合わせもあり、都合がつけば直接顔をあわせる機会もありますが、定期的にというのは難しいです。
一方、泉田は四半期ごとのパフォーマンスレビューやそれ以外の機会を使って、社員に直接会うようにしています。泉田は、社員がリモートワーク中心で、マネジメントが社員がいる場所に移動して会話をする体制を「リモートワーク2.0」と言ってました。全国を飛び回らなければならないので、リモートワーク2.0はマネジメントに体力が必要なようです(笑)。
組織体制と運営体制はどうなっているか
メディアサービス会社ということですが、会社はどのような組織で構成され、どのように運営されているのでしょうか。
会社は大きくは3つに分かれています。
ひとつはメディア編集本部でコンテンツ制作に関わる部門、もう一つはメディア事業本部、そしてもう一つはコンテンツ編成本部でコンテンツ編成に関わる部門で事業を推進する部門となります。
まず、メディア編集本部がどのような組織構造になっているのか教えてください。
メディア編集本部には、現時点でLIMO編集部、編集長室、編集管理室、コンテンツディレクション室(CD室)の4つの組織があります。
LIMO編集部はLIMOで公開するコンテンツを企画・制作・メディア運営をしています。
編集長室はLIMO編集長のもと、読まれる記事を適切に公開できるようにメディア運営を行っています。
編集管理室は、コンテンツ制作において必要な編集サポートや校閲、品質管理などを行うチームです。
また、コンテンツディレクション室(CD室)は、LIMO編集部、MeChoice、LIMO&Financeで必要となるコンテンツのディレクションを行っています。
編集部にはLIMOの編集長と副編集長がいます。現在、LIMO編集長は宮野さんが務めており、LIMO編集部の編集者を統括しています。
メディア事業本部はいかがでしょうか。
メディア事業本部には、事業戦略企画推進室、ブランドコンテンツ室(BC室)、メディアリレーション室(MR室)、メディアPR室、SNS室の5つの組織があります。
事業戦略企画推進室は、新規事業の立ち上げを推進し、既存サービスのUI(ユーザー・インターフェース)やUX(ユーザー・エクスペリエンス)を改善する施策を企画し、実行しています。
ブランドコンテンツ室は、LIMO及びそのフランチャイズメディアのステークホルダーである企業や読者のエンゲージメントを行います。
メディアリレーション室は、LIMOをはじめとした当社が運営するWebメディアと読者、また企業との結びつきを強化することを目標としています。メディアを通じてのステークホルダーのエンゲージメントが目的です。
メディアPR室は、LIMOというメディアを外部の広報担当者の方々に知っていただく取り組みを行っています。
そして、SNS室は、XやインスタグラムなどのSNSを通じて、より多くの方に知っていただく取り組みを行っています。SNSのコンテンツ制作などもLIMOをベースにしつつも独自で運用を行っています。
コンテンツ編成本部についても教えてください。
コンテンツ編成本部は、当社が運営する複数のネットメディアのコンテンツ編成に関わることが主な仕事で、メディアグロース企画推進室と編集統括室の2つの部署に分かれています。
メディアグロース企画推進室は、グロースとしての取り組みで、弊社で独自に取得しているデータ分析をもとに、各種企画と実行を行っています。
編集統括室は、LIMOのコンテンツ全体を俯瞰しつつデータを照らし合わせながら、公開タイミングやジャンルの比率などの編成を行っています。
採用プロセスと面接の雰囲気について
採用プロセスについて教えてください。
ご応募いただいた書類選考を経て、将来一緒に働くことになる可能性の高い社員及び担当役員らとのオンライン面接を予定しています。ポジションによって面接回数は変わります。
また、最終面接に進まれる方には、編集者であればサンプル記事の提出であったり、また全員に直感で答えていただく簡単な適性検査の受検もお願いしています。
面接ではどのような点がポイントとなるのでしょうか。
まずは、うちのバリューズ(価値観)にあった方かどうかというのが基準になるかと思います。
- 誠実
- 尊敬
- 卓越
というのが弊社のバリューズのキーワードとなっています。こうしたカルチャーが合うかどうかをお話ししながら確認できると嬉しいですね。
泉田のオンライン面接などをたまに見ていると、これまでのキャリアの話はもとより、お互いの趣味の話なども多いので、リラックスして臨んでいただいて大丈夫です。とはいえ、緊張はされるとは思いますが…。
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正式応募前のカジュアル面談もどうぞ
正式に応募する前に気軽に相談する機会があると聞きました。
採用担当との応募前のカジュアル面談も行っています。会社のことや働き方について知りたい方にはおすすめです。
モニクルリサーチは、今既存の事業を伸ばしつつ、新しいメディアや事業を立ち上げていく面白いフェーズにあります。
刻一刻と変化をし続ける成長環境に身を置いて、ご自身の力を発揮したい方にはとても良い環境だと思います。
ぜひ一度カジュアル面談でお話ししましょう!
次回は、メディア編集本部について、詳しくお話をお聞きします。
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