部署立ち上げと同時に入社、データと数字を駆使してメディアの価値を高めていくプロダクトマネージャー
「多様な切り口」と「規模」を活かしたメディアを支える土台作り
「くらしとお金」をテーマとしたデジタルメディアやデジタルサービスの運営を通じて、誰もがお金について正しい意思決定をできる社会の実現を目指しているモニクルリサーチ(旧:ナビゲータープラットフォーム)。当社が運営する経済メディア『LIMO(リーモ)』では、くらしに根ざした「お金」の情報を身近に、分かりやすく理解してもらうためのコンテンツを配信しています。
今回は、現在メディア事業本部・事業戦略企画推進室のマネージャーとして働く當瀬ななみさんのお話です。
當瀬さんが携わっているのは、メディアでのコンテンツを支える土台を構築、開発していく重要な仕事。数字やデータをもとに、自ら課題を見つけ、メディアのさらなる発展に寄与しています。
小さなお子さんを持つ母親でもある當瀬さんが、どのようにして仕事とプライベートを両立しているのかについてもお伺いしました。
※2024年9月4日付で、株式会社ナビゲータープラットフォームは株式会社モニクルリサーチに社名変更いたしました。
株式会社モニクルリサーチ
メディア事業本部・事業戦略企画推進室長
當瀬 ななみ Nanami Tose
コンテンツ「以外」に必要なもの全てを手がけるのが仕事
當瀬さんは、現在メディア事業部・事業戦略企画推進室のマネージャーとして働いていらっしゃいますが、具体的にはどのような仕事をする部署なのでしょうか?
仕事について聞かれたとき、私はよく「システムに必要な足回りを全部やるところです」という説明をしています。メディア事業を育てるために、コンテンツ以外で必要になること全てを行っているということですね。
具体的には、ネットワーク広告や純広告システムの調整、メルマガ(メールマガジン)配信で利用するシステムの構築とコンテンツの選定、あるいはサービスそのものの開発などです。
メディア運営にはなくてはならない重要な部署ですよね。なぜ當瀬さんが部署立ち上げのメンバーに抜擢されたのか、お聞かせいただけますか。
実は、私が正社員として2023年2月に入社すると同時に新設された部署なんです。先ほど正社員として入社したのが2023年とお伝えしましたが、実はそれ以前の2020年11月から、業務委託としてLIMOで記事を執筆していました。業務委託の時は、「何がよく読まれるのか」を知るために、実験的な記事をよく書いていましたね。
私が今の部署にかかわるきっかけですが、どうも、代表取締役の泉田さんが、私がビジネスSNSサイトのWantedlyに掲載していたプロフィールを読んで、「當瀬はマネージャーとして働ける」、「構築も開発もできる」と思ったらしくて(笑)、最初から正社員として入社しないかというお誘いは受けていました。
それまでの當瀬さんの働きぶりに、泉田さんも注目していたわけですね。
ただ、当時は前職でやるべき仕事が残っていたこともあり、まずは業務委託として関わることになったんです。ただ、業務委託という形では、閲覧できるコンテンツのデータや数字に限界があります。そんな状況に私も徐々にフラストレーションがたまってきて、正社員としてコミットすることを決めました。そして、システム開発やサービス開発を行う今の部署の創設と同時に入社しました。
入社することに迷いはなかったですか。
ここが安心して働ける会社だということがわかっていたので、不安はありませんでした。それは業務委託として働いた2年間に、社風や、社員の人となりを知る機会がたくさんあったからです。
精度の高いデータを活用し、読者のニーズにマッチしたコンテンツの配信を目指す
直近では、具体的にどんな業務に取り組まれていますか?
メルマガ関連の施策をすすめています。ちょうどメルマガのシステムの移行が完了したので、新しい施策を打ち出しつつ、施策の効果を最大化するためのチューニングも行っています。
また、メルマガアンケートを取って、その結果を参考にして記事の作成に生かしています。幸いにもよい集計結果が得られているので、実際に配信する記事を書く部署とも協力しながら、よりニーズにマッチしたメルマガになるように試行錯誤しています。
確かに、メルマガは読者とよりよい関係構築を行う重要なコミュニケーション手法なので、効果検証には力を入れていきたいところです。
実は、私が入社する前までは、メルマガの会員数や開封率などを見る人がいなかったんです。配信こそしていたものの、データや数字を取っておらず、改善策も十分に打てていない状況でした。
私が入社してから、メルマガの改善や改修に本格的に着手しはじめています。でも、入社して3カ月で産休に入ったんですよ。
産後6週間で復帰、周囲の協力を得て仕事をこなす
入社してすぐにそんな重要なタイミングを迎えられたんですね。
そうなんです。当時はより高い拡張性があるメルマガのシステム選定をすすめており、その契約が終わり、さあ新着メルマガを移行するための開発を進めよう、というタイミングで産休に入りました。
そして、6週間の産後休暇を取得した後に復帰して、開発に着手、リリースまですすめています。
産後6週間で復帰とは、不安はありませんでしたか?
社内では原則子供が1歳になる日の前日まで社員の育休が認められています。私の場合は、幸いなことに産後の肥立ちがよかったので、医師の許可を得て短期間で復帰しました。
短時間で復帰した理由は、やりかけていたメルマガの仕事があったこともありますが、自分が経済的に一家の大黒柱だったから、ということも大きいですね。
今は夫が1年間の育休を取って、私が仕事をしている間は家事育児を主に担ってくれています。あとは、孫かわいさもあって、北海道にある実家から母がヘルプに来てくれるのも助かっています。
メディアの規模の大きさを生かして他社にないサービスを開発したい
心強いサポートを得てバリバリ活躍されている當瀬さん、今後力を入れていきたい業務についても教えてください。
LIMOは月間約1200万PV以上の実績を出す大きなメディアに成長しているので、収集できるデータの量も精度も上がっています。目下、それを利用して新しい施策・開発を進めたり、横断的なデータ活用をしているところです。今は具体的に開発を始める話まで進んでいます。
また長期的な目標としては、他社にないサービスを開発していきたいですね。LIMOのような、くらしとお金のコンテンツを軸にしつつもさまざまな切り口の記事が用意されている、しかも規模もまあまあ大きい、という経済メディアは他にあまりありません。
「多様な切り口」と「規模の大きさ」があるメディアを実験の場として活用し、新しい試みをスモールスタートで検証できるというのは、当社の大きな強みです。これは私が入社を決めた理由の1つでもありますね。
また、大きいメディアであれば、そこで得られるデータも精度が高いので、他社と差別化させた、角度をもった新サービスを生み出せる可能性が高まります。データ収集から分析、実験といった、本来あるべきサービス開発の形を踏襲しながら、読者のニーズに応える面白いコンテンツを作っていきたいと思います。
「足りないこと」をチャンスだと思える人と一緒に働きたい
当社だからこそ生み出せる新しいサービス、すごく楽しみです。最後になりますが、當瀬さんはどんな人と一緒に働きたいですか?
「足りないこと」を前向きにとらえられる人、チャンスだと考えられる人です。
前職は割と大きな会社で、優秀な人もたくさんいました。でもそれゆえに「私がいなくても大丈夫だな」と思ったんです。逆に、当社はまだまだ「足りないこと」だらけなんですよ(笑)。でも、この足りない感じを楽しみながら仕事ができています。そんな風に思える人と一緒に働きたいですね。
うちはベンチャーのいいところがまだまだあって、意思決定が早いです。そして、上司との距離も近い。でも、甘えがあるわけではない。そこもいいところですよ。当社の「ドア」をノックしてくれる人を、楽しみにお待ちしてます。
ー當瀬さん、ありがとうございました。
こちらこそ、ありがとうございました。
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